漫画

【さいとうたかを】過去からの声

投稿日:

概要

「過去からの声」とはビッグゴールド1978年6月8日増刊号「ビッグゴールド」No.1にて掲載された短編。

作画はさいとうたかを、原作は手塚治虫。

繰り返す日本漫画家界の巨匠であるさいとうたかを、手塚治虫のタッグである。

再録が難しい短編と言われる。

あらすじ

過激派組織「EAT」が羽田空港にあるJAWDC8型機乗客141人(内56人が日本人)をハイジャックした。

EATの目的は「200万ドル、日本にいる過激派政治犯の釈放」を要求。

3つ目に「永松康太郎」を連れてくるよう言い渡した。

マスコミから注目される中、永松は家族とともに対策本部に連れて行かれ対策本部は永松に気を引いた犯人たちを射殺するとしているが、永松は自身の命が惜しいことを話す。

部屋にて永松は五十島と再会し五十島がいて説得される他、永松が過去に「倉牟地」であることが語れる。

登場人物

永松康太郎(ながまつやすたろう)

東京都中野区本町に住む人物でどういうわけかEATにつれてくるよう言われた。

既婚者で妻子がいる。

わけのわからないことが起きて五十島から「倉牟地(くらむち)さん」と呼ばれた。

五十島

20年前に永松に会ったことがある老人。永松とは知り合い。

永松を説得するためにあらわれた。

永松が「倉牟地」であることを知っている。

娘がおり孫もいる。かつて息子がいたものの死別。

五十島浩平

五十島の息子。かつて赤衛にいたが、脱党しようとして裏切り者と見られ殺された。

永松英一

永松の1人息子。

EAT

過激派組織。

赤衛派が自己壊滅した後、西ドイツの黒い10月の残党と組んで結成した。

旅客機のハイジャックをし金と政治犯の釈放の他、どういうわけか永松を連れてくるよう日本政府に要求した。

正体

永松は「20年前、赤衛派にいた倉牟地保(くらむちたもつ)で、指名手配」。

アムステルダムにて弁護士だった五十島と会い倉牟地は自身が指名手配になっていることや日本へ恋しくなり赤衛派のメンバーと計画を売った。

結果、整形手術をして新しい戸籍を得た。

永松は一連の流れを「裏切り者である永松は処刑され、それは釈放された政治犯たちが裏切らないようにするための見せしめ」。

そして、五十島が永松を説得に来たのは「娘と孫がハイジャックで人質にされているため」。

結末

永松の最期

説得に応じた永松は羽田空港へ行くことになった。

羽田空港に向かうもハイジャック犯たちが永松を裏切り者として処刑しようとした。が、どういうわけか機内が爆発しハイジャック犯たちは死亡。

混乱の最中、羽田空港から出ようとした最中、英一を見かける。

が、英一は「EATのメンバー」で永松が逃げてくるだろうということを想定して待って永松をナイフで刺し殺した。

五十島の孫と娘は無事で3人は泣きながら再会を喜んだ。

犯人たちの行動

突如起きた機内爆発は不明であり機内で何が起こったのかわからない。生存した乗客から犯人たちの口論を聞いた者が多くこれが原因としている。

一方、永松を殺した英一については不明のままで永松の死について新聞は片隅に見られ物語が終わる。

内訳

乗客:141人

乗員:14人

生存者:98人。

死者:57人。

犯人:全員死亡。

再録できない理由

再録できないのは「権利関係と思われる」。

-漫画

Copyright© 今日も暇なことを書くブログ改め , 2021 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.