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【白土三平】「赤目」という作品

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概要

赤目とは白土三平が作った作品で1部(1961年6月・ひばり書房)、2部(1961年12月・ひばり書房)と構成されている。

「カムイ伝」に登場する赤目ではない。この作品にも忍者は登場する。

物語について説明する。

1部

時は永禄。百姓を殺すことや弾圧することに躊躇しない暴君「伊予守信平」による圧政をしかれた土地。百姓の松造は妻の妙が信平に殺されて一揆に参加するも失敗に終わり忍者に拾われるも才能なしと見られて放逐された。

山猫に襲われて右目と左足を食われたが、狩人に救われる。狩人から赤目(兎)のことを聞いた。

2部

信平の圧政は続き150か所の村で一揆を起こす未然に防がれて終わる。松造は百姓の村に赤目教の信者を増やしていった。あくる日、兎たちの数が多くなり……。


登場人物

松造

百姓。妻の妙が信平に殺害されて一揆に参加するが失敗に終わり松造は忍者に拾われるが、才能はなく捨てられた。山猫に襲われて右目と左足を食われて狩人に救われて狩人の手当てで再起し、狩人から赤目のことを聞いた。

2部では老人となり、一揆がまた未然に防がれたのを見て兎を崇拝する赤目教(兎を赤目様と呼び兎を殺せば祟りが起こるとされる宗教)を創始し、信者を集めて行く。

平太

2部から登場する少年。百姓の子で信平を憎悪する。松造に今の状況では信平に殺されると聞いて時期を待つ。

2部の時間は長いため成長していった。

伊予守信平

領主だが、暴君で人間のクズ。\n百姓に恐怖政治を敷き、作中に登場する百姓たちから怨敵と見られている。\nずる賢く、一揆を未然に防ぐため間者を送っている。子供が二人おり一角と姫がいる。

以下、作中で行われた信平の悪行

1部

1.馬に乗り腹いせで二人の百姓を殺害。

2.年貢を納めようとしないため、人質7人(体を土に埋め顔を出す)をとり10日以内に出さなければ殺害する。ただし、が死したり犬に食い殺されたりした者が現れて百姓たちは自分たちの食いぶちを出した。

3.松造の妻・妙を「腹の中にいる赤子」が見たいという理由で腹を裂き殺す。これには部下たちもドン引きしていた。

2部

1.一揆の芽を潰すため女二人を馬で引きずり殺害。しかし、これが原因で一揆は起こった。

主膳

信平の側近。信平の暴政に加担する。作中、領主側の人間であるが、良識を持っており上司を間違えた人物に見える。

一角

2部から登場する信平の子。刀の使い手。

信平と同様に百姓を痛めつけることを好む。一揆に失敗した百姓一人が「殺せ」と懇願したさいには火をつけて殺す。

一揆に参加した生きている百姓を生き埋めにして埋められていない家族に土を押して殺すよう指示した(拒否した場合、殺される)。

結末

赤目教を流していく松造。信者は多く増えて信平が兎狩りをするも兎を守り死ぬ。赤目教のおかげか、百姓たちは一揆や強訴をしてこなくなり、言うことを聞いていた。

見えない所で、兎は多く増えて行き兎を主食としている山猫は兎を食らっていき数を増やしていった。凶作で食べれる物が少なくなった兎たちは他の植物に手を出すも疫病で死んだ。

兎の数が少なくなった山猫は飢えて行き単独行動から集団行動に切り替えた。松造と平太は山猫たちに人間の死体を食わせて人間を襲わせるよう仕向けた。

そして、一人の百姓が食い殺されたことから始まり次は信平の姫が殺された。これに、信平は討伐対を派遣。

1.第1次討伐隊:全員帰還。

2.一角単独討伐:山猫の群れに襲われて死亡。

3.第2次討伐隊:全滅。

4.第3次討伐隊:半死半生の一人帰還して残りは全滅。

5.第4次討伐隊:重傷者3名、傷ついていない者が5名帰還。

信平の兵士たちは士気が低下して戦う気力が起きず、信平は百姓たちに武器を持たせて山猫を討伐させることにした。

主膳と兵士たちが百姓に銃の使い方を教えていたが百姓たちは主膳と兵士たちに発砲し殺害。松造は百姓たちを扇動し平太は他の村々へ連絡し領主が山猫狩りに渡した数万の槍と数千の銃が百姓たちに渡り信平の兵は全滅。城は焼かれた。

信平は脱出するも30年間憎み続けた松造に捕らえられて八つ裂きとなった。

復讐を遂げた松造は信平の首を引きずって気がふれ、どこかへ歩いていった。

赤目の謎は忍者の老人かな。あの老人が松造を殺さなかったのは謎だな。


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