中島敦

【中島敦】山月記

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概要

「山月記」とは中島敦が書いた小説。1942年2月の文學界にて古譚として文字禍とともに発表。

元ネタは清の時代に作られた説話集「唐人説薈」に収録されている「人虎伝」。国語に採用されることが多い作品で知名度はわりと高い。

あらすじ

唐の時代。隴西の李徴は科挙に合格するほどの秀才であった。しかし、江南尉になるも地位に我慢できず詩家を目指して職を捨てた。が、生活が貧窮し東へ行き地方官吏となる。一年後、汝水へ行くも謎の失踪する。翌年、汝水周辺にに虎が出没する噂が立っていた。李徴の友人袁?はこの地へ行くと駅史から噂を聞く。しかし、そうであっても引かないとした。大勢で行かず歩いていたら虎にあった。しかし、虎は草むらに入り人語を話した。そう、虎は李徴だった。

登場人物

李徴

秀才。天宝の末年に名を「虎榜」。性格は偉そうでプライドが高い。

江南尉となるも地位に飽き足らず詩家を目指し職を捨てる貧窮(李陵の計画では100年後も名が残ると思っていた)。東で職を得る。一年後、謎の声に導かれ虎となった。

李徴の友人で監察御史、陳群。虎となった李徴に遭遇する。

結末

一年前、李徴は汝水にて謎の声に導かれ気がつけば虎となっていた。人間性があるも得物を見ると消えて獣性だけになるという。李徴は袁?に家に残っている詩数百篇を人々に伝えること、現在の自分の状況を記した詩を口で書いてほしいことを頼んだ。

李徴は自虐し家族を助けて欲しいと泣いた。袁?は李徴の家族を保護した。そして、李徴は自らの姿を見せるとして丘へ登ると言った。丘へ登った者、それは虎だった。虎は吠えてそれが李徴であると理解した。

元ネタ

元ネタの人虎伝と差異がある。

1.李徴の変身理由は「妨げた寡婦一家を焼き殺して変身した」。

2.李徴は王族の子孫で嫌われ者。

3.李徴が詩歌を目指さず「下の奴らと誰が一緒にできるか」ということで世俗を絶つ。



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