概要
ある意味でメアリー・スーの先駆けが昔にいた。ランスロットだ。
生みの親はクレティアン・ド・トロワで、トマス・マロリーが使い有名になった。二人はフランス人である。
なぜ、ランスロットがメアリー・スーか?
マロリー版アーサー王はぶっちゃけ二次元創作。
まず、マロリー版の前に「ブリタニア列王史(自称歴史書)」、「マギノギオン」が存在する。原点「カンブリア年代記」まで行くとアーサー王とモルドレッドのカムランの戦いしかいない。
「カンブリア年代記」を肉付した物語は「ブリタニア列王史」、「マギノギオン」。そう、マロリー版アーサー王とはその2つから出た二次元創作。
ランスロットの特徴は
1.既存キャラのガウェイン、ケイ、アーサー王より強い。
2.浮気したのに普通、殺されても文句は言えないのに逃げる。
3.浮気をとがめない奴がいる。
4.女性にモテまくり。
5.容姿端麗、文武両道、性格は紳士。
6.そもそもイングランド人ではない。フランス人。それに時代も違う。
と、後付けで登場したキャラ。
フランス人がブリテンよりも優れていることを象徴するために生み出したキャラと見たほうがいい。
だって、アーサー王が無能、ガウェインが小物として描かれている。ふざけんな。だいたい、アーサー王はローマ帝国があった時代でフランスがないぞ。
フランク王国すらない。\nまさに、フランスを強くするために生み出したキャラだな。
まあ、「世界で有名なメアリー・スー」、「最古のメアリー・スー」と見たほうがいいか。海外でもメアリー・スーと見られている。
マロリーって最低SSを作れる才能があるかも。
余談
ランスロットの息子ガラハッドもメアリー・スーである。親をしのぐほどのメアリー・スーだ。メアリー・スーからメアリー・スーが生まれるのもすごいな。