概要
登場:「バスカヴィル家の犬」メリピット・ハウスの博物学者でモーティマーの友人。ワトソンと会いチャールズの心臓病、グリペンの底なし沼、遺跡のことを話していた。
重度のシスコンで妹は自身の人生の一部としており妹に告白したヘンリーに怒り襲いかかろうとした。が、ベリルは妹じゃなく妻で道具としか見ていなかった。
性格は狡猾で人を騙すことにたけている。
正体
彼のもう1つの正体は「バスカヴィル家の者でロジャー・バスカヴィルの息子」。しかも、ヒューゴ似の人物。
本名は父と同じ「ロジャー・バスカヴィル」。
ベリルと結婚し生活するも公金を横領したのがバレてバンデルーアと変えてイギリスに逃亡。
ヨークシャー東部に学校を作りフレーザーをこき使い悪行の限りを尽くしたがフレーザーが死亡し悪行が公となり経営破たん。
ステイプルトンと名前を変えて南イングランドに来てバスカヴィル家の遺産を狙う。
活躍
ロンドンで買った犬を改良しチャールズを襲わせて心臓発作で死なせた。続くヘンリーも殺害しようとしたがヘンリーの服を着たセルデンだったので不意打ちとなる。ヘンリーが死亡すると思われていたが、ホームズに犬を殺されて犬を飼っていた古い鉱山に逃げた。
が、逃げる中、人食い沼に入ってしまい沼の中へと消えてしまった。
ホームズたちは足取りを探そうにも沼に入ったため意味はなかったのであきらめた。
補足
家宅捜査で普段冷静なホームズはベリルがステイプルトンに暴行された姿を見て「けだものめ!」と怒りをあらわにするほど嫌っている。また、ホームズの調査で三年間で西部地方において起きた四件の強盗殺人事件はステイプルトンがやったと断定している。
これは遺産が無くなり自暴自棄となったとしている。仮にステイプルトンが遺産相続をしようとしたら何か切り抜ける方法を探していただろうとホームズは考えた。