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概要
「名探偵ホームズ 霧のロンドン殺人事件」とは1988年トーワチキがファミリーコンピュータ用に発売した推理ゲーム。
前作「伯爵令嬢」とうって変わり真っ当な推理物となっている。前作と同じくノーヒントで調べる部分があるが、雰囲気は原作より。
次の作品「Mからの挑戦状」の出来はあまり酷い。
あらすじ
ベロニカ・ノートンが父ウィリアムが行方不明ととなりホームズの下に来た。ウィリアムの失踪を調査している中、マイクロフトからロナルド・ホーク死亡の調査を依頼される……。
登場人物
原作から
シャーロック・ホームズ、ジョン・H・ワトソン、グレッグソン、レストレード、ハドソン夫人、マイクロフト・ホームズ、セバスチャン・モラン大佐
本作登場人物
ベロニカ・ノートン
ロンドンのはずれに住む女性教師。依頼の前の日に父が行方不明となり依頼に来た。母の形見であるブローチを持っている。
ウィリアム・ノートン
大英博物館インドルーム主任。ベロニカの父。行方不明となる。二週間前にそわそわしていた。モラン大佐に捕まっておりモラン大佐の家を家宅捜査して見つかった。
レスリー夫人
ノートン家に10年働く使用人。書斎の方で物音がしてみたら書斎が荒らされて驚きノートン家に来たホームズに事情を話す。
ロナルド・ホーク
マイクロフトと顔見知り。姉はアンナ。トランプ好き。緊張面であまりお金をかけない。ケニー・ロビンソン、ジョン・ハーディ卿、モラン大佐と勝負することもある。
心臓まひで死んだと思われるが、マイクロフトは何者かに殺されたと考えてパーク・レーンでホームズに相談する。生命保険をかけていた。
ロナルド死亡はレストレードがあたっている。
アンナ・ホークロ
ナルドの姉。ロナルドの死体、第一発見者。ロナルドの生命保険受取人。
ケニー・ロビンソン
保険会社社員。金持ちで父の跡をついでバカデルクラブに入会。ロナルドとトランプで戦った人物。
ハーディ卿
バカデルクラブの会員。紳士だが、頭は固く若者を嫌っている。ホームズは女王陛下の下で美術品の鑑定をしてきた人物と見た。
シンウェル
レストランの経営者で死亡している。ケチであまり経営はよくなかった。何かに怯えていた。
グレン・シンウェル
死亡したシンウェルの妻。夫がレストランを経営していたが今は閉店。
シンウェルの事件が気になったホームズに話す。
ジャック・テイラー
シンウェルの店の料理人。シンウェルがケチだったので気に入らなかったが、恩があり働いている。ホプキンスの紹介で店に来た。
ビリー・ホプキンス
42歳の船乗り。何者かに殺された。船員組合の一員。パブの主人パブ・ポセイドンの主人。トムパプ・ポセイドンの客でホプキンスの親友。
20年前にインドに行けなかったことを惜しんでいた。ホームズにホプキンスのことを話す。シンプスン教授大英博物館インドルームの職員。
ピート・オブライエン
写真に写っていた男。かつては大英博物館の助手だったが浮浪者となる。
何者かに殺され心臓をえぐりとられた。
表では浮浪者同士の喧嘩と片づけられている。
浮浪者ポール
オブライエンのことを知っている浮浪者。金を渡されないと話さない。
スミス将軍
モラン大佐の上官でインド時代にもいた。何者かに襲われる早く駆けつけたホームズたちに助けられた。
用語
バカデルクラブ
地位と名声を持つ紳士でなければ入れないクラブ。マイクロフトやロナルド・ホークが所属する。
調査隊
20年前のインドでモラン大佐、ウィリアム・ノートン、ビリー・ホプキンス、シンウェル、ピート・オブライエン、スミス将軍、ロナルド・ホークの7人。
インドに行き惨劇を起こし宝石や仏像の盗品をノートン教授にあずけて7人で分けようとした。しかし、ノートンとモラン大佐以外はトラウマを持ち拒否した。
モラン大佐はモリア―ティにこのことを話し金を得るため5人殺害に出た。ホームズたちの調査でモランは逮捕され監禁されていたノートンは解放された。
「ノートンの日記」はゲームに付属しており説明書とともにある。
おまけ
ホームズ「これは ひどい。まるで あらしが とおりすぎたあとのようだ。」