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概要
憑き護(つきご)とは2005年9月30日、10月1日にて死ぬほど洒落にならない怖い話集めてみない?110へ投下された話。
元スレ
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あらすじ
小学五年生の頃のプールの事件
読み手が小学五年生の頃の夏休み。
創立88年の学校にいた。改築されていたが生徒の手の届くような場所をコンクリートで塗り固められ、天井及び天井付近は木造。
年代物のプールがありそこで事件が起きた。
プールを泳いでいたら何者かに足を掴まれることが何人も出た。被害があったのはお調子者や自意識過剰のモノで先生から「フザけている」と笑われた。
プール授業の日にそれは起きた。新米の女教師A先生(20歳で美人)が授業見学で着た。A先生もプールに入ってみんなんで遊んでいた。しかし、A先生は溺れた。
A先生の足が溝に挟まり浮かんでこれなくなった。男子が何とか足を溝から外してプールの上に引き上げた(読み手は近くにいなかった)。A先生は捻挫した。
しかし、男子が着替えている最中にこういった
「うちのプール、溝なんてあったか?」
と。誰もが溝の存在を知らない。そもそも学校で人の足が入るほどの溝を放置するなんておかしい。
男女の口論
女子たちが戻ってきてA先生と仲のいい生徒「B、C」が着た。
溝の件について話をするために来た。2人が言うには遠巻きで見たら「そんな溝は一切なかった」と話していた。
実際、A先生のくるぶしと足の指先をつかんで引っ張り上げた者も同じ証言をしている。A先生がいた場所には溝がなかった。
男女で論争となった最中、Bがつぶやいた。
「……顔があった」
Cがこの言葉を聞いて「Bちゃん!!!!」と叫んだ。顔について聞かれようとしたが2人は答えず周りは流すことにした。
A先生を見舞いに行こうとした男子数人と心配する女子。しかし、A先生は保健室におらず、足の怪我が酷いため病院まで搬送された。
2日後、A先生は学校に戻ってきた。
A先生が学校に戻る前、読み手と生徒たちが水を抜かれたプールを見に行った。溝はなかった。
A先生の異変、足の痕
A先生が戻ってきたものの何かがおかしかった。顔が違い前の印象はなく日に日に状態が悪くなった。
特に印象が残ったのはA先生が給食用の台を押して読み手の教室に立ち止まった時。B、Cに目を向けて無表情で手招きした。担任の先が苦い顔をしながら教室を出て行きA先生をどこかに連れて行った。
6年生の水泳授業にてA先生の足に「とうもろこしを押し付けた痕がある」と言われてA先生はニコニコし何も言わなかった。このことは噂になるも担任の教師に怒られた。
数日経ったある日、読み手と友人数人が帰ろうとして教室を出た。廊下の奥の方でA先生が大量の教材を撒きながらうずくまっていた。
帰りなのにA先生は「あら、おはようございます」と朝の挨拶をしたり、「授業はどうだ」、「学校は楽しいか」、「いじめはないか」といろいろ聞いてきた。
読み手たちは足のことを聞い見てることにしたが遠回しに聞くことにした。
A先生の足を確かめるため友達を効かせて足を見た。
足についた痕は「大量の歯型」だった。
読み手たちは驚き全員必死に逃げた。
次の日、A先生は普通だった。しかし、学校に変なイタズラが発生した。
学校の異常事態、A先生の死
図書室の本がすべて逆さま、理科室のビーカーやフラスコが大量に割られる、朝来るとカラスやハトが何匹か学校へ入ってくることが何週間も続く。
学校側が用務員に夜の見回りをさせるも犯人は見つからなかった。歯型の一件で読み手の友達はA先生の仕業と思い追跡するも見失った。
7月22日、A先生が変死。
7月23日、水泳の授業にてプールから上がるとB、C、読み手、A先生の足を見た友人の4人が歯型の痕を足につけられた。
皆、4人を気味悪がった(読み手と友人はその日、楽しみだったチーズハンバーグが食べられなかったことを根に持つ)。
読み手たちは担任にこのことを相談すると車に乗せられ寺へ連れて行かれた。
寺、すべて事情
寺の住職が4人を見て棒で4人の肩を叩く。しかし、BとCを見た住職は「魅入られたか……」とつぶやいた。
4人は別々のお経がされ、お経が終わった後に住職から「人の噂は人の恨みになる。好奇心で近づくな。喋るな」と教えられた。
Bさんが寺に残り、読み手とCと友人は帰された。
職員室の奥にある応接室にて担任から事情を聞いた。
憑き護、プールの怪異について聞かされた。あの時、A先生は病院へ行ったのではなく寺に行った。
プールの怪異が強かったのでA先生は耐えきれず負けた。学校としては憑き護を利用して怪異から解放されたかったが失敗した。
3人は事情を聞いて泣いていた。
読み手の考察で学校で起きたいたずらは憑き護がやったと見た。
その後
翌日、BとBの家族が行方不明になった。
読み手は周りにこのことを話すことはしなかった。
今でも学校はあり、読み手が卒業するまで溺れた人はいた。プールの怪異はまだ続いている。
憑き護(つきご)
生きた守護霊のようなもので人を護ったりする。ただ、霊ではなく土地守のようなもの。
最大の利点は「不幸を被る避雷針」。いわば生贄である。
霊的な家系にあらわれる。
京都、奈良に多い。
A先生はこれに当たる。
プールの怪異
読み手の学校に存在するもの。
相手を溺れさせて苦しめる。溺れさせたして「相手の足の裏に大量の噛んだ痕」をつける。
すさまじい力で憑き護が通じないほど。
A先生が来る前、プール開きの日にお祓い、プールに異変が起きたら夜にお祓いをしていた。
プールになる前、何があったのか不明。