概要
霊道とは2004年11月25日にて死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?88へ投下された話。
怖い他、教訓のような話となっている。
元スレ
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1100361294/619-625
あらすじ
Bの呪い
友人Aが読み手へ「絶対に人に言うなよ」の前提で教えてくれたが、読み手は「自身に話すことは言ってもいいことと」と解釈し書く。
数年前、AとBが出会い友人となった。ただ、Bは陰気な雰囲気を持っていた。
ある時期、AとBが桃鉄が原因でちょっとした喧嘩になりしばらく会うことはなかった。ところが、AへBから電話がかかり「今から家に来ないか?」と連絡が来てAは喜んでBの家へ向かった。
Bの家へ向かったAはドアをノックして中へ入ると真っ暗だった。Bに誘われるがまま部屋に入ると何本かのローソクの明かりしかない。
AはBへ尋ねると停電しているからこうなっており、Aに座らせた。
するとロウソクが何本も消えてBがAめがけてロウソクを吹き消した。次の瞬間、Aは自身の背中に何かが乗っかりAの中へ入ったと感じた。
AはBに危ないと言うも、Bは電気をつけてAをあざ笑い「霊をとりつかせた」と話す。
怒ったAはBに戻すよう言うも断られ、Bを殴りPS2を投げつけ帰った。
それからのA
その日から夜中の3時近くになると頭痛、耳鳴りが酷く嘔吐する日が続いた。
医者に行っても原因不明、薬を飲んでも効果なし、Bの家へ行くも誰もいなかった。
Aは軽いノイローゼを患い妙な日記を書く(読み手は見ようとしたが断られ、Aがいない時に日記を見るも意味不明なものだった)。
このままでは危険と思ったAは神社の息子で冷感のあるCに相談することにした。CはAを見て「嫌な感じがするな」と答えた。
C、AはBの家へ行くも誰もおらず郵便受けには広告や手紙がつまっていた。
CはAを自分の車に乗せて目隠しさせた。
ある場所へ
連れてこられ座ることになった。目の前に現れたのはヤクザ顔の男「Cの父親」がいた。
Cの父親はAを励まし「可哀想になぁ、今迄つらかったろ、よく頑張ったな」と言った。
目かくした理由は今回のことで先入観を持たせないため。
Cの父親曰くAに取り付いている霊は「自縛霊」でありお経を唱えAの体に入っている霊を追い出した。
Aは気絶し目覚めたら自宅だった。
対策
CはAの家へ霊が二度戻ってこれないよう対策を施すことにした。
Aの家に全身が写る鏡がないため買いに行くことになった。Aの家の見取り図から霊の通る道「霊道」が玄関から入り真っ直ぐ廊下を突き抜けたものと見つけた。
Cは持ってきた荷物から祭壇の様な物、日本酒が入ったコップ、廊下を塞ぐような形の姿見を置いた。これにより玄関から入ってきた霊は鏡に写った自分を見て死んでいることを気づかせる。
ここでCはBの家について考察した。Bの家は安易な行動で関係ない霊まで集まり間違った結界を貼ってしまったことで霊たちが出られなくなりBの家にとどまった。結果、Bはあの家からいられなくなり、CはBが死んでいると見た。
次の日、AはCにお礼を言うもCから「日本酒は毎日取り替える事」、「鏡は出来れば動かさない事。特に夜は絶対にあの場所に置く事」、「出来れば塩も盛っておく事」等。
Aは守り何日後の夜、Aの家で物音が起きて何者が廊下を歩き洗濯物が上から下に落ちた。
その日の朝、Aは確認しファミレスでCにこのことを話す。Cからの助言で「廊下に余計な物を置かない」とした。
これによりAは普通の生活を取り戻すことができついには霊が現れなくなった。
CはAの家に来て事件の終わりが来たことを告げた。ただ、気がかりなのはBだった。
Bのその後
AはCに聞くも「死んだ所で自業自得」と興味はなかった。
数日後、AとBの共通の友人DからBのことを聞いた。
Bはあの後、実家へ帰り暮らしていた。数日後の夜、BはBの父親によって包丁でめった刺しにされ殺された。
その後、Bの父親は2階から飛び降りて骨を骨折(その時のことはおぼえていないらしい)。
Bの母親が言うにはBの父親の様子がおかしかったという。「この世ではない物に腕を舐められた」と、わけのわからないことを言っていた。