概要
ドルフィンリングとは2011年5月31日~6月2日にかけて死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?266、267にて投下された話。
ヒトコワと言える作品。
元スレ
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あらすじ
Cの人間関係、Aからドルフィンリング
読み手Cが小学生低学年の時代にドルフィンリグが流行っていた。
Cには10歳年の離れた姉がいるもDQNで夏休みに毎晩DQN仲間を家に連れてきて親と喧嘩になるほど
よく来たのは子供嫌いお兄さんA、優しいお姉さんBの2人がよく着た。
AはCが姉の部屋に近づくと怒鳴り、他の人が止めにかかったりする。そのため、CはAに苦手意識があった。
BはCに優しく花火やお菓子をくれたりする。友達がいなかったBと一緒にいたりする。Bの口癖は「Cちゃんが私の妹ならいいのに」。
個性豊かな3人のDQNが家に来ていた(Cの家では黒歴史)。
夏休みの終わりのある日、AがCへドルフィンリングを渡した。誕生日でもない普通の日であった。
Cは嬉しくつけるもブカブカで手が熱くなる。
山の事故、異変
姉干支DQN仲間たちが山で遊びに行き帰りで、バイクの玉突き事故にあった。
姉の容態は電話でわからないものの危ない状態だった。しかし、両親はリビングから病院に行こうとしなかった。
なぜ両親が行かないのかCは涙ながら訴えるも両親は動かなかった。Cは玄関へ行こうとしたが両親に止められ部屋へ戻るよう言われた。よく見たら母親の顔が泣き顔で怯えており異常な事が起きていた。
するとインターホンの音が鳴りBの声が聞こえた。
「Cちゃん、お姉ちゃんのところにおいで」
両親は真っ青になり恐怖した。母はCを全力で抱き締め、父親はブツブツとなにかを言っていた。
Cは異常なことが起こっており何が起きているのかBへ叫ぶ。そして、Cは冷静で楽しそうな声で
「Cちゃん、お姉ちゃんのところにおいで」
と、Bは言った。
Cは叫んでいたが、Aからもらった指輪が熱くなった。手から離そうとしても手が金縛りにあい動かない。声が出せなくなり母親はCを見て驚く。
声が出せないのが続くもののかすれた声が出てきた。それは、Cのまったく知らないことを言った。
「お前なんか私のお姉ちゃんじゃない!私のお姉ちゃんは○○(姉のフルネーム)だ!!
私は知ってるんだぞ。
私に友達がいなくなったのは、お前(Bさん)が私の友達をいじめて、
『私に近寄るな』って言ったからだ!!
お前が持ってきたお菓子や花火は、全部□□(近所の商店)で盗んだ物だ!気持ち悪い!!
お前なんか大嫌いだ!お前は私のお姉ちゃんじゃない!帰れ!二度と家に来るな!
私の家族は全員こっちにいる!私をそっちに連れて行こうとするな!!!」
CがBの悪行をまったく知らず口から突然出てきた。そこから気を失い目が覚めたら泣いている母、げっそりした父がいた。
病院から連絡があって姉は足を折っただけ。そして、両親はCへ「A君にお礼を言いなさい。その指輪は一生大事にしなさい」と言った。
Bの死
Bは姉たちが起こした事故で亡くなっており両親が病院から連絡をもらうより前に死んでいた。しかも両親が病院へ行こうとしたら玄関の向こう側にBが見える。
両親は出られず時々「Cちゃんを迎えに来ました。あけてください」と言う声を出し両親を恐れさせ、リビングへ逃げる羽目になった。
Aは事故当時、意識不明だったが回復した。Cがお見舞いに行った時、Aはろれつの回らない状態で泣きながらBについて話した。
BがかつてCに執着して妹にしたくて友達を作らせなかったり、万引きでお菓子を持ってきたりと異常だった。
15年以上経過(Cは中学進学の時に父方の叔母に預けられた)、Cはお盆が終わるまで起床できない。BはCを諦めていないと姉と両親は言い、夏場になると指輪が熱くなる。
後日談
スレ住人の質問でBのその後について答えた。Bの姿は姉が毎年見ているが、年を重ねるごとに輪郭が代わりここ数年はほぼ別人(数年前は大きな犬)。お盆の送り盆になると来る。お祓いを何度も頼むもお盆の時だけ来る。
Cは姉と電話してA、Bと「Aさんに感謝しろ」の意味について聞いた。
姉が言うにはAの喋り方は「地元の方言とそっくりな方言だが、違った言い回しが特徴」で親はわかっていた。
Bについてはわからなかったが、Cの家族は「わかる人、見える人、呼ぶ&呼ばれる人」という言い方がある。
姉はCが昔なら「わかる人」だった。姉がぐれ初めて鈍化して閉じていった。
今も指輪がお盆の時期をさしかかると熱くなる。