概要
髪被喪(かんひも)とは2005年10月14、16日にて死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?111、112に投下された話。
元スレとレス番
死ぬほど洒落にならない怖い話を集めてみない?111
https://hobby7.5ch.net/test/read.cgi/occult/1128753721/876
https://hobby7.5ch.net/test/read.cgi/occult/1128753721/877
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死ぬほど洒落にならない怖い話を集めてみない?112
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あらすじ
本編
腕輪
長野の山奥信州新町の奥に母の実家を持つ読み手。
小学3、4年の夏休み母の実家へ一週間遊びに行く。田舎だったのであまり施設は少なかった。
ただ、同じ年頃のKと一緒に遊び楽しかった。
3日目にてKが石碑を見つけた。掘り返すと古い箱が出てきて箱を開けると腕輪が出てきた。
Kは興味本位で腕輪をつけたら猿か鳥のような奇声が聞こえた。気がつくとあたりは真っ暗。
Kと読み手は家へと帰った。
Kの異変
夜、電話がなった。Kの父親からで読み手の祖父は顔が青ざめて読み手へ裏山に行ったことを怒鳴った。
Kの家へ行くとKは意識を失っているが異様な光景だった。
Kは目を開けているが焦点が定まらず、口は半開きで泡で白いよだれをたらしていた。
家族総出で腕輪を外そうとしている。腕輪を外そうとするも外した部分は黒くなり解けた1本がKの腕に刺さっていた。
祖父は腕輪を「かんひも」と呼んだ。
祖父は呪いを防ぐため柳刃包丁をとってきてKの腕を切断し腕輪の毛たちはおさまった。祖父が呼んだ坊さんたちはお経を詠み始めた。
次の日、Kは顔を見せず地元の病院に行った。
読み手は祖父からかんひもについて聞こうとしたが教えてくれなかった。ただ、祖母は石碑について阿苦と押してくれた。
その後
前のスレにて書いた読み手が帰ってきてかんひもを説明する。
読み手は婆ちゃんへ気になってKのその後を聞いた。
Kは地元の大きな病院へ連れて行かれ坊さんの力で髪は一本もなく、刃物の切り口、中身がない腕の皮になっていた。
Kは一命を取り止めるも一生寝たきりで、医者いわく脳に細かい髪野細いほどの無数の穴が開いていた。
呪物「髪被喪(かんひも)」
読み手が遭遇した腕輪(首輪もあったらしい)。
名前は「髪」のまじないで「喪」を「被」せるという意味合い。
凶女の髪の束を使い凶子の骨で作った珠で留め腕輪にした不気味なもの。
腕輪をつけると「腕輪の髪が相手の体へ入り意識を失わせ脳へ行き穴を開けて相手を脳死させる」。まさに呪物と言える。
昔、他と関わりを持たない集落だった村で近親が流行り障害を持った子が生まれた。
それは「凶子(まがご)」と呼ばれ、凶子を産んだ女は「凶女(まがつめ)」と呼ばれた。
子供が成長して凶子とわかれば凶女に殺され、凶女はとても酷い方法で殺される。しかし、殺したとしても災いは残ると考えかんひもを考えた。
かんひもを作った後、集落に埋めず隣村に埋めた。
しかし、隣村でかんひもが見つかったら仕返しに埋めに来る。集落は対抗策として阿苦を作った。
道祖神「阿苦」
集落がかんひもから逃れるために作った石碑にして神。本来は「架苦(石碑に刻まれた人物に「苦」を「架」すこと)」と呼ばれる。
石碑は「4人の人物が立ったまま絡み合い顔は苦悶の表情になっている」。
村に来るかんひもを防ぐためにかんひもを埋めた後に阿苦を置いて封じ、風化させる。