洒落怖

【洒落怖】白ん坊

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概要

白ん坊とは2014年6月28日の何でもいいから怖い話を集めてみない?Part4へ投下された話。

元スレとレス番

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あらすじ

父の実家

読み手は普段、母の実家に帰ることが多い。例年のお盆は父の実家に帰る。

読み手の父の実家はド田舎で集落は両手で数え切れるほどの家しか無い。山の奥で土地だけ豊富。

買い物や病院はバスで乗り継いで半日かかるほど不便。

なぜか住んでいる者は同じ苗字だという。父が住んでいた頃は電話が無かった。

集落以外で連絡できる場所は商店に設置された電話だけ。

集落の土地は広く各家の距離は離れていた。そのためか回覧板がなく連絡事項は長老の家に設置された機材から集落の電柱のオレンジ色のメガホンを通して流す。

みょうなことに若い夫婦が何組もいて学年ばらばらの小学生が何人もいた。

Aちゃんとの出会い

読み手が小学4年生の頃の夏休みの朝。

近所の子供Aちゃんと遊んでいた。Aちゃんはガキ大将のような存在で欲しい物が多い。Aちゃんは読み手から無理やり取ろうとして必死に抵抗されAちゃんは怒り帰った。

しかし、喧嘩をしたもののAちゃんは何事もなかったように笑顔で話しかけてきた。Aちゃんは読み手に浜辺の歌を教えた。

Aちゃんは口に手を添えて鼻歌まじりの歌を歌った。Aちゃんは歌い終わりの歌は大人に言ってはダメと口止めした。

白い餅の赤ん坊、中学の夏休み

お盆の供養が終わり家族で皆、山菜入りの寿司を食べて読み手は仏間の隣の部屋でネタ。

4時のことだった。古時計の音で起きた。読み手はまた寝ようと横向きに寝転がったその時、見た。

白い餅の赤ん坊を見かけた。赤ん坊は読み手と目があい読み手は金縛りにあったかのように動かなかった。

だんだん変化する赤ん坊を見て怖くなると祖父と祖母が読み手を押さえつけてくれた。

祖母は仏間で読み手を「Aちゃんが歌った歌」を歌う。祖母は読み手に毎日この歌を歌ってから寝るよう言った。

読み手、父、母とともに歌を歌う。次の日、祖父母へ別れて家に帰った。

中学生のある年の春先、祖父が亡くなり父の実家へ行く。葬式が終わり帰る日の朝、読み手はAちゃんと再会した(Aちゃんとはあの年以来疎遠になっていた)。

Aちゃんは読み手へ突然謝罪し祖母が話さないといけないことがあるとして読み手とAちゃんを仏間へ連れて行き昔話をする。

昔話「白ん坊」

元々、この土地はある理由で村八分にされた一家が落ち延びてきたことから始まった。

何十年もして村八分が解かれる集落の人々は周りの土地に干渉されるのを嫌ってうちわだけで栄えた。

集落で同じ苗字が多いのは1つの一家から始まり遠い親戚だから。裏を返せば近親で成り立っていた。

近親で成り立っていたため障害を持った子供が生まれる(通称:わごろ)。集落自体の土地は悪くなく食物は得られる。しかし、大事な働き手がいなくなることを危惧してわごろは解った時点で殺された。

何年も続き集落と周りの軋轢がなくなり集落外から嫁や婿が来た。

しかし、集落で生まれた健康な子供がある日、行方不明になり翌日で帰ってくるも頭がおかしくなっていた。

最初は子供、若者、親と広がった。

おかしな者を見た者は皆、口をそろえて「真っ白な赤ん坊に食われそうになった、口の大きな真っ白な子供に追いかけられた」と話す。

集落で「わごろの祟り」の噂が立つ。わごろたちは殺された後、供養されること無く山の中腹の岩場に放置され獣や鳥に荒らされた。

集落の人たちは供養することに決めたが、わろごの記録を残したくない人々は古い修験者に頼んで「午詠歌」を作ってもらった。

作られた歌は供養を込めて集落の人はわろご殺しをした「加害者」と同時に自分たちの血の繋がった子供を殺された「被害者」。

修験者は毎晩欠かさず歌うように言われ守ることにした。

やがて怪異はおさまった。

そして、わろたちは身体より知能に問題があり物事の判断が難しかったとされる。

歌を歌うことができない人間や赤ん坊、痴呆にかかった老人はわろごたちから「仲間でない」と判断され引き込まれてしまった。

以降、集落では歌を「余所者には決して聞かせてはいけない、集落の子供にもしっかり歌える年になるまで絶対に聞かせていけない」のタブーの歌として伝わった。

この歌の呪いに入ったものは「一生つきまとわれる」。

終わりに

祖母が話し終えた後、Aが口を開いた。あの歌は小学5年生になった時に母から教えられるもので歌えない人には絶対に聞かせてはいけないと注意されていた。

Aちゃんは読み手を羨ましがり歌ってしまった(後に祖父が歌を教えたAちゃんの家へ怒鳴り込んで行ったとされる)。

現在、祖母が亡くなり元から古かった家が朽ちて住めなくなった。

読み手とAちゃんはその後も仲良くなる。Aちゃんは結婚し子供が生まれたそうだ。

集落は開発が進み便利な土地となった。近年、ドラマのある隠れた名所と言われるようになり観光客がめったに行かないものの年間何千人も訪れる。

Aちゃんは去年から民宿を始めた。

Aちゃんは新しい会長に選ばれたが、歌をオルゴールのメロディとして残した。Aちゃんは老人世代が亡くなり受け継げるのは自分たちとなった。

読み手は思った。もし、これから白い赤ん坊たちが集落の人、そうでも人の区別をつけるのだろうかと疑問に思っていた。

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