概要
岩本亜沙美とは絶望の世界に登場する人物。
健史の妻にして妹。亮平、早紀の母。
ネットの使い方に慣れておりサイト作成をしたりする。
小学校時代のあだ名は「アザミ」。
使用したハンドルネームは「渚」、「ミギワ」、「シャーリーン」。
性格
優しく献身的。しかし、精神が脆く精神病になることが多い。
愛情が強いもののそれで精神が崩れることがある。
健史に会いたくて“タケシ”の名前なら浮気してしまう(健史は「浮気女」と侮辱するも責任は自分にあると受けとめている)。
経歴
両親から「売春婦同然の扱いを受ける」。健史以外から愛情を注がれたことはなく両親は「金の道具」と見なしていた。
健史との間に亮平を宿し、健史が父親の腹を切り裂き実家を出ていった。
健史曰く実家を脱走~叔父夫妻にたどり着いた頃は亜沙美の精神は崩壊していたらしい。
精神が安定し早紀を産む。
早紀の希望の世界作成で外観をかわいらしくした。
なお、小学校時代について健史曰くいじめられていたらしい。
多重人格
亜沙美は人格を作っていた。健史を元にして人格を作っていた。ただし、狂っている状態の人格は何をモデルにしているのか不明。
亜沙美(アサミ) - 通常の人格。
ケンジ - 健史が小学生時代につけられたあだ名を使った人格。性格は子供っぽいものの「実の両親への憎悪を込めて」おり亜沙美が両親を殺すために作った人格と言える。
タケシ - 健史の性格をもとにした人格。精神が崩壊した亜沙美を起こすのが目的。
狂っている状態の亜沙美 - 作中を見るとどう考えてもありえる人格。ネット上では普通を装っている。この状態ではサイト作成が不可能であるものの掲示板で何らかのコメントを残すことは可能(健史はこれを使い工作を使った)。
活躍
絶望の世界
渚として希望の世界にあらわれsakky(岩本早紀)に接触。早紀が渡部と話した後、渚と話しオフ会を開き正体を見せる。
しかし、早紀が暴走し亜沙美のノートパソコンを壊そうとしたが壊せず部屋に引きこもる。
早紀が腹を裂いたことに「亮平のせい」と考え病院に隔離されていた亮平の腹を切った。しかし……。
「希望の世界」にて亜沙美はNSCから希望の世界を助けるため「絶望アーカイブ(管理者:シャーリーン)」を作った。
光と影の世界
亮平の見舞いに行ったりした。
終盤、早紀が自殺し気が狂う。亮平、健史とともに叔父夫妻がいる小田原に向かった。
「希望の世界」にて健史と一緒にドライブ、買い物に行ったりしたりと回復。ただし、意思疎通が難しい。
希望の世界
早紀の死で気が狂っているものの健史のやることに協力。
絶望アーカイブにてミギワとして活動し、sakkyを守る会ではトロイメライとして活動し狂っていながら遠藤を魅了するほど。
健史が死にかけ、早紀の希望の世界が消滅し鬼の形相の健史を見て「お化け!」と言ってしまった。
終盤、亮平と叔父夫妻が同意して亜沙美を実家の両親に引き渡した。
狭間の世界
タケシとケンジが会話し亜沙美の帰還を待っていた。
亜沙美が両親に出した結論は「殺害」だった。しかし、両親の寝顔が「亮平と早紀」に見えて「2人を許した」。
以降、亜沙美は狂人と見せて生きることにした。