1
サラトガ「ねえ千歳ちゃん!」
千歳「千年ちゃんって……」
サラトガ「え、だめ?」
千歳「ダメじゃないけど……言われるのがはじめてだから」
サラトガ「そうなんだ」
2
サラトガ「それでね千年ちゃん、頭に乗せている布みたいなの貸して?」
千歳「これ?」
サラトガ「うん、どんな感じかなって?」
千歳「じゃあ、貸してあげるわ」
サラトガ「おー」
千歳「めずらしいの?」
サラトガ「うん、何かめずらしい」
千歳「そうなんだ……」
3
サラトガ「そう言えば、千年ちゃんは踊れるって聞いたけど?」
千歳「ええ、踊れるわ。と言っても神楽の舞」
サラトガ「神楽の舞?」
千歳「神社で舞うものよ。人様に披露するとは違うものね」
サラトガ「そうなんだ……」
千歳「教えてほしいって顔をしているけど無理ね」
4
サラトガ「じゃあ、簡単な踊りとか教えて!」
千歳「簡単な踊り……」
サラトガ「どう?」
千歳「ごめん、おもいつかない」
サラトガ「そう……」