洒落怖

【洒落怖】リゾートバイト

投稿日:

印象に残ったセリフ

「Bくん」「おにぎり作ってきたよ」

概要

リゾートバイトととは洒落怖に使われる話。

2009年8月4日~

かなりの長編だがホラーテーラーの投稿者としては珍しくこまめに分割された場所へのリンクを1記事ずつつけている。

アーカイブ→https://web.archive.org/web/20091004093755/http://horror-terror.com/c-real/entry_4399.html

日付

2009年8月4日 - その1投下

2009年8月5日 - その2投下

2009年8月6日 - その3投下

2009年8月10日 - その4投下

2009年8月13日 - その5投下

2009年8月18日 - その他投下

内容

その1(謎の旅館のバイト、使われない謎の2階)

夏休みが間近にせまり大学生の俺は旅行に行くことを友人4人と考えた(話し合いの最中にバイトの提案が出た)。

2人はゼミの合宿がありバイトは無理、バイトができたのは俺とAとBの3人。

3人は働き場所を見つけて探した。バイトの他にナンパも視野に入れていた。

3人は旅館のバイトを選び1ヶ月働くことになった。

5人は旅行へ行く。

旅館へ行き女の子の美咲、女将の真樹子、旦那がいた。旅館の部屋は「客室4つ、広間1つ、従業員が住む部屋2つの7つ」、2階はある。

真樹子と話し合い働くことになった3人は1階の部屋へ住み込みになった。しかし、3人は疑問に思い「夏なのになぜ“2階”を使わず客室?」と質問し真樹子は「2階は使っていないから」と返した。

Aと俺は楽しみにしているもBは使われない2階のことを気にしていた。

何日か経過すると真樹子が客室からこっそり出て部屋の掃除は美咲がしていた。3人は疑問に思う。

Bは真樹子が飯を持って2階へ上がるのを目撃し「2階へ誰かがいる」と思いA、俺に話した。

その2(2階へ)

3人は2階が何か確かめるべく行くことへした。最中、Bが何か変な臭いがすると感じてAはそんなBを見て怒った。

2階へ上がり戸を開けると1人でなければ通れない道があった。

俺1人で行くことになりAとBは待つことになった。俺が歩いていると「パキパキ」っと何かを踏む音が聞こえた。

扉があり中へ入ると「異臭を放つ大量に置かれた汚物化した飯、蜘蛛の巣になったロープ、大量に張られたお札のような何か」。

俺は「帰ろうと」と言って戻ろうとして扉を閉めたが、ドアの向こうから「ガリガリ」と何かが引っ掻いている音がして次に「ひゅー・・ひゅっひゅー」の呼吸音が聞こえた。

天井の上からも聞こえた。

俺は戻りAとBが心配げに言いAから「上で何を食ってたんだ?」と言われた。俺は胸元を見ると「手につけていないはずの汚物になった飯の米がついていた」。

服には赤黒い爪がついており異様に思い始めた。

その3(Bの異変)

次の日、Bに異変が起きた。

Bが酷く怯えAが落ち着かせようとしたが無理だった。

Bは何かを「今」も見えているという。

前の日、AとBは確かに下から見ていた。俺が階段を上がりきったところから「影」が見えてきた。

俺が残飯を食ったところを影から目撃していたが「3つか4つの影が見えた」。俺が入った部屋は4、5人入って動き回れるものではないとしている。

そして、Bは影が「蜘蛛のように壁に張り付いて移動していた」ことを話すと呼吸が荒くなった。

BはAからノートPCを貸してほしいと頼む。

バイトにてAは真樹子と美咲へBが体調不良を起こしたことを話し、Aは美咲へBのためにおにぎりを作るよう頼み美咲は了承した。

Aは平然と仕事をして俺は落ち着きがない。様子がおかしいと美咲と旦那は見ていた。

そして、3人は真樹子へバイトを辞める話をし真樹子は了承した。

その4(寺、2階の正体)

3人は旅館へ出る際、女将と美咲へ別れを告げた。

女将から差し入れと美咲からおにぎりを巾着袋で渡され3人はタクシーへ乗った。

移動中、旦那が軽トラで追ってきた。そして、3人へ「そのまま帰ったら駄目だ」と言いBが旦那へ帰られる状態ではないことを理解していた。

旦那は俺が2階へ言ったことを指摘し、Bは寺にお祓いを頼んだことで俺は混乱。

旦那は影が見えたBが一番危ないと2人に話し旦那の軽トラで寺へ連れて行かれた。

寺の坊さんから2階の正体にて「2階はお堂」と知った。

坊さんはBがこういう経験があったのか聞いてBは初めと答えた。

このまま行けば「持っていかれる(=死)」と坊さんはBに話した。

坊さんが言うにはBが見た影は元々、人には感じ取られない物で誰にも気づかれずひっそりいた。しかし、今ではBを追っている。

外へ出て坊さんがBへ見つけた影がどういう状態なのか話し「二本足」と聞いて時間がないとして3人は小屋「おんどう」を案内した。

つき物を祓うとする。まず、竹の筒が入った水を飲んで小屋へ入ろうとした。

しかし、Bはその場で吐いた。

Bがもらった巾着袋を確認し中を見ると「赤黒い爪」が大量に入っていた。これを見た坊さんは俺とAの持ち物を預かった。

おんどうへ入る準備が整い坊さんから「次の日の朝まで誰も来ない、おんどう内での会話は禁止(影に居場所が知られるから)」を守り入っていった。

その5(おんどうへ、影の正体)

お互いの手を握り我慢した。会話は文字で書くことにした。もらした。

外から「美咲ではないのに美咲の声」がして声は無機質なものだった。おんどうへ入ろうと外壁を動き回る。間から顔をのぞかせ顔は「白目で肌が黒」と不気味。

次の日、朝が来て坊さんに解放された。

車で移動していた最中、寺から叫び声が聞こえた(Aは真樹子と思った)。

ついた家へ行くと女の人が「すぐお風呂入って」と風呂へ入るよう言って3人は風呂に入り出た後は布団へ入った。

俺はBへ見えないのか確認し「見えない」と答え安堵した。

その他(その後)

坊さんとの再会

坊さんと再会する3人。坊さんは3人の無事を確認しおんどうの岩の上に転がっていたへその緒を見せ影誕生の話を始めた。

影誕生の歴史は代々の住職たちの手記が書かれていた。

「子を呼び戻す儀」の歴史

かつて村では漁を生業として生活していた者が多かった。漁師の家に子が生まれると子が物心をつくと親とともに海へ出る。

しかし、海難事故は避けられず何日化して死ぬのは当たり前。

子が死ぬことに耐えきれなくなった者たちがへその緒を「自分と子がどこかでつながり自分の元へ帰ってくる」ことを案じた。

3年前に子を亡くし、夫が死んだ母親が「子が帰ってきた」と言って喜んだ。周囲は気が狂ったと思い始めた。

証拠を見せるように言われるも「もう少ししたら見せられるから待っていてくれ」と言われた。

次の日、子を亡くしたものの夫が生存している別の母親から「子が帰ってきた」と言われた。村人は不気味があるも同居している夫は「何も知らない」。

何日か経ち夫が死んだ方の母親は夜、子を連れて歩いていたところを目撃された。それを聞いた村人たちは謝罪も含め家へ訪れようと子を見に来た。

しかし、子は「全身青紫色、体がありえないほど膨らむ、膨れ上がったまぶたの隙間から白目、唐牛見える黒目、口から泡を出す」と人間には到底見えない。

声はカラスの鳴き声だったとされる。

母親は子供の奇声に優しく笑いかけ髪が抜け落ちた頭を撫でる姿を見て恐怖し逃げ出した。逃げ出した村人は村長の家へ集まり村長は自分の手に負えないとして住職に頼んだ。

寺の住職が結界を張り母親を中に入れた。しかし、子を離すと母親は発狂し「子供を返せ!」と怒鳴り散らす。母親は住職から逃げ出し子を連れて逃亡。

母親がいなくなった家を村人が入るとそこには「壁のいたる所に札が張られ、部屋の隅に腐った飯が置いてあった」。村人たちは「子を失った母の想い」と受け止め逃亡した母親を探すことにした。

一方、夫のいる母親の方にも異変があり異形の子供ができて夫が怯えた。住職が向かうも母親は抵抗。

母親を捕まえておんどうへ縛り付け、自殺できないよう処置した。おんどうには注連縄が結ばれ声が外に出ないよう周りの住職たちが大声でお経を唱え始めた。

すると子があらわれおんどうの周りを歩き始めた。

最初は二足歩行だったが「四足→蜘蛛のように地を這い回る→呻き声をあげる芋虫→へその緒」と変化した(当時の和尚は「退化」と見た)。

おんどうに縛られた母親は正気を失い会話不可能。逃亡した母親は近辺の川辺で遺体となって発見されたが、「体中を何かに食い荒らされて死んだ」ものの母親は笑顔だった。

遺体となった母親の家は取り壊しになるが、中から母親の手記が出てきて内容は「儀式の経過」であった。

通常、子の成長は母親しかわからず確認することはできない。なのにBの身に起きことは「初めて」とされる。

ここで坊さんは真樹子の話をする。

真樹子の経歴

真樹子は元々、村の者ではない。結婚して住むことになった。

息子がいた。

数年前のある日、海で息子が行方不明になり見つかることはなかった。

悲しみに暮れた真樹子は2階を閉鎖した。不審に思われたが気にされなかった。

どこからの情報を得たのか不明でお堂を作り上げ儀式をした。

通常の子と違い第三者を狙う子でありここが通常と違う。真樹子は町の風習を全く知らない(旦那の証言)。

おんどうへ3人を入れ、本堂で真樹子を縛り付けたのは「今回の子がどちらへ行くのか?」と見ていた。

そして、子が3人を狙い目的は「真樹子の息子の蘇生」であった。

しかし、真樹子の「子を呼び戻す儀」は独特で試行錯誤で完成させた。結果として複数体の子が作られた。

真樹子の末路、その後

Bが真樹子の狙いは息子の蘇生でBは生贄にされたと憤り真樹子へ会わせるよう坊さんに問い詰め女将の所へ向かった。

本堂には坊さんのお経に囲まれながら体を跳ね飛ばす真樹子がいた(坊さんが言うには今朝から続いているとされる)。

Bは1体ではなく複数いたことを思い出し鳥居の家へ3人が行くよう頼んだ。最中、坊さが布に包まれてうねうね動く物体を運んでいた(3人は真樹子と思いおんどうへ運ばれたと見た)。

坊さんはBに憑いていた物は祓われたものの真樹子は助からなかったと話す。旦那が来て涙ながら3人へ謝罪した。

おっさんが3人をタクシーへ乗せて女将の行った儀式を「子が親を食うなんて、蜘蛛みたいな話だよなぁ」と話し試すなと注意した。

帰って来た後はあの場所へ2度と行かないとした。このことがトラウマになったのかBは蜘蛛を怖がるようになった。

バイトへ行かなかった2人が旅館へ電話をした。出たのは普通のおばさんだったらしい。俺に確認を頼まれたがカラスがうるさくて確認できなかった。


美咲の存在

リゾートバイト最大の謎と言われる。

美咲は普通の従業員らしい……。話を通してもいたって普通だ。

旦那は涙の謝罪、女将は手遅れとわかっているも従業員と見られる美咲についてはどうなったのか一切不明。

しかし、巾着袋に爪を入れたことは「明らかにおかしい」。知っていているのか?

それに影が出した声は「無機質な美咲」の声。声真似か?

美咲は何者だ?

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